本記事はプロモーションを含みます。
「生成AIパスポート 難易度」で調べている人が、本当は何を迷っているのか。検索候補を見ると、はっきり出ています。
ITパスポート、G検定、どっち、どっちがいい、比較、両方、DS検定、E資格。
難しさを知りたいのではありません。どれを受ければいいのかを知りたい。難易度は、そのための材料として調べられています。
なので、この記事では3つを並べます。生成AIパスポート、G検定、ITパスポート。全部、公式の数字だけで比べます。
先に言うと、並べた瞬間に予想が1つ崩れます。
いちばん合格率が低いのは、いちばん有名なITパスポートだった
直近の合格率です。すべて運営団体の公式発表から取りました。
| 試験 | 直近の合格率 | 出典の回 |
|---|---|---|
| G検定 | 83.08% | 2026年 第4回(9,241名中7,677名) |
| 生成AIパスポート | 79.90% | 2026年6月(21,752名中17,380名) |
| ITパスポート | 48.30% | 令和8年7月度(18,586名中8,977名) |
AI系の2つが約8割、国家試験のITパスポートが約5割です。
ここで止めると乱暴なので、1つ補足します。ITパスポートは受験者層が違います。IPAの統計によると、応募者の26.2%が学生で、学生の合格率は40.4%。高校生に限ると24.2%まで下がります。ここが全体を押し下げています。
では社会人だけで見るとどうか。53.0%です。
それでも生成AIパスポートの79.90%とは、約27ポイントの差があります。母集団をそろえても、順番は変わりませんでした。
解決策:「どっちが難しいか」で選ぶのをやめて、「バッジが積み上がるか」で選ぶ
合格率で並べると、生成AIパスポートとG検定は8割前後で、ほとんど差がありません。難しさで選ぼうとしても、この2つは決め手になりません。
決め手は別のところにあります。
ITパスポート・DS検定・G検定の3つには、合格が積み上がる公式の仕組みがあります。生成AIパスポートには、それがありません。
これを知らずに「難易度が近いから、どっちでもいいか」と選ぶと、あとで効いてきます。逆に、この仕組みが自分に関係ないなら、気にしなくていい話でもあります。
根拠を3つ出します。

根拠①:1問にかけられる時間が、3つでまったく違う
合格率だけでは、受けたときの体感が分かりません。試験時間と出題数を割ってみます。
| 生成AIパスポート | G検定 | ITパスポート | |
|---|---|---|---|
| 試験時間 | 60分 | 100分(オンライン) | 120分 |
| 出題数 | 60問 | 145問程度 | 100問 |
| 1問あたり | 60秒 | 約41秒 | 72秒 |
| 出題形式 | 四肢択一式(一部複数選択) | 知識問題(多肢選択式) | 四肢択一式 |
G検定は100分で145問程度です。1問あたり約41秒。生成AIパスポートの60秒と比べると、3分の2しかありません。
合格率は83.08%と高いのに、時間はいちばん厳しい。「知っているかどうか」を高速で問われる試験だからです。迷って戻る余裕はありません。
一方の生成AIパスポートは60問で60分。1問1分ちょうど。3つの中でいちばん、考える時間があります。
受験料と受験機会も並べておきます。
| 生成AIパスポート | G検定 | ITパスポート | |
|---|---|---|---|
| 受験料(税込) | 11,000円 (学生5,500円) |
13,200円 (学生5,500円) |
7,500円 |
| 受験機会 | 年5回 (2・4・6・8・10月) |
オンライン年6回 +会場年3回 |
随時(CBT) |
いちばん安くて、いつでも受けられるのがITパスポートです。そして、いちばん合格率が低い。ここは素直に、難しいから安くて回数が多いのではなく、国家試験として長く運用されているからだと考えるほうが自然です。
逆に生成AIパスポートは年5回しかありません。落ちると次は最短で2か月後、もう一度11,000円です。試験そのものは3つの中でいちばん易しいのに、やり直しのコストはいちばん重い。
根拠②:合格ラインを公表しているのは、国家試験だけだった
3つの公式サイトで「合格ライン」を探すと、答えがきれいに割れます。
| 試験 | 公式の回答 |
|---|---|
| 生成AIパスポート | 「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」 |
| G検定 | 「合格ラインおよび得点については開示しておりません。ご了承ください。」 |
| ITパスポート | 「総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること」 |
民間の2つは非開示、国家試験だけが全部出しています。
IPAはさらに、採点方式がIRT(項目応答理論)であることも、100問のうち8問は今後出題する問題の評価用で採点されないことまで書いています。
これは勉強のしやすさに直結します。ITパスポートは分野別に300点の足切りがあるので、どこを捨てられないかが計算できます。AI系の2つは、その計算ができません。
(生成AIパスポートで何を目標に勉強すればいいのかは、何点で受かるのかをまとめた記事に書きました)
根拠③:3つのうち1つだけ、公式の組み合わせ制度に入っていない
ここが、この記事でいちばん知ってほしいところです。
DX推進パスポートという仕組みがあります。IPAが2024年1月31日に発表したものです。
DXを推進するプロフェッショナル人材に必要となる基本的スキルを証明するデジタルバッジ
対象は3つの試験です。
- ITパスポート試験
- DS検定 リテラシーレベル(データサイエンティスト検定)
- G検定
そして、合格した数でバッジが変わります。
| 合格した数 | 発行されるバッジ |
|---|---|
| 3試験のうち1つ | DX推進パスポート1 |
| いずれか2つ | DX推進パスポート2 |
| 3つすべて | DX推進パスポート3 |
運営しているのはデジタルリテラシー協議会。IPAと、データサイエンティスト協会と、日本ディープラーニング協会の3団体が2021年4月に設立した官民連携の会議体です。IT・データサイエンス・AIの3方面からデジタルリテラシーを上げる、という枠組みになっています。
生成AIパスポートは、この3試験に入っていません。
誤解のないように書いておくと、バッジが無いわけではありません。生成AIパスポートも合格するとオープンバッジが発行されます。同じくブロックチェーンを使った、国際規格に沿ったものです。
違うのは積み上がるかどうかです。ITパスポートとG検定は、受けるほど1→2→3と段が上がります。生成AIパスポートは、何回受けても単独のバッジのままです。
検索候補に「G検定 DS検定」「G検定 ITパスポート」「G検定 両方」が並ぶのは、これが理由です。読者はすでに「どれを受けるか」ではなく「どれとどれを組み合わせるか」を考えている。
あなたはどれから受けるべきか
ここまでの材料で、選び方は3つに分かれます。
| あなたの状況 | 受ける順 | 理由 |
|---|---|---|
| 会社にDX人材として可視化されたい 社内で資格が評価される |
ITパスポート → G検定 | DX推進パスポートが1→2と積み上がる。ITパスポートは3つで唯一の国家試験で、合格率も約5割。ここが本命の勉強 |
| 生成AIを実務で使い始めた 使うことになった |
生成AIパスポート | 60分60問で3つの中では最短。著作権・個人情報・AI新法まで範囲に入っている。ただしバッジは単独 |
| 両方やりたい | 生成AIパスポート → ITパスポート | 生成AIパスポートは年5回しかないので、先に日程を押さえる。ITパスポートは随時受けられるので後から調整できる |
3つ目の順番だけ、少し説明します。
受験機会が少ないほうを先に置くのが原則です。ITパスポートはCBTでいつでも受けられますが、生成AIパスポートは2月・4月・6月・8月・10月の受験期間の中でしか受けられません。逆順にすると、待ち時間が丸ごと発生します。
そして、どれを選んでも共通の注意が1つあります。
生成AIパスポートを受けるなら、テキストは版を確認してください
シラバスは2025年10月1日に改訂され、2026年2月試験から適用されています。このとき第2章にGPT-5世代、第3章にRAGとAIエージェント、第4章にAI新法が足されました。
生成AIの試験なので、範囲の入れ替わりが速いです。古い教材を使うと、この3つが丸ごと抜けます。
公式テキストなら第4版が2026年の2・4・6・8・10月試験向けです。Amazonで買えるのは電子書籍版(Kindle)で、製本版はGUGAの公式ショップと楽天Koboでも扱っています。

生成AIパスポート公式テキスト 第4版(一般社団法人生成AI活用普及協会)
順番が決まっている、これからのあなた
——今までのあなた。
「生成AIパスポート 難易度」「G検定 どっち」「ITパスポート 難しい」と、タブを3つ開いている。それぞれの記事が「初心者向け」「比較的やさしい」と書いていて、どれも同じに見える。決まらないまま、今日も申し込んでいない。
「まあ、どれでもいいのかな」
——3つを表にして比べた、これからのあなた。
カレンダーを開いて、10月の受験期間に印をつけている。生成AIパスポートを先に受けると決めたからです。ITパスポートはそのあと、年内のどこかで。いつでも受けられるほうを後ろに回した。
「先に日程が決まっているほうから。これなら詰まらない」
迷っていた時間が、そのまま勉強の時間に変わります。3つとも受けるにしても、順番さえ決まれば、あとは目の前の1つに集中するだけです。
難易度は、選ぶ理由にならなかった
最初の問いに戻ります。生成AIパスポートの難易度はどれくらいか。
数字で答えるなら、こうです。合格率79.90%、60分で60問、1問あたり60秒。3つの中ではいちばん時間に余裕があります。
ただ、この記事で言いたかったのはその先です。
生成AIパスポートとG検定は、合格率が8割前後でほとんど並んでいます。難しさでは選べません。選ぶ材料になったのは、難易度ではなく、DX推進パスポートに入っているかどうかと、受験機会が年に何回あるかでした。
だから、次にやることは1つだけです。
自分がどの状況に当てはまるかを決めて、受験日をカレンダーに書いてください。会社に可視化されたいならITパスポートから。生成AIを実務で使うなら生成AIパスポートから。両方なら、回数の少ないほうから。
難易度を調べ続けても、受験日は決まりません。決まった瞬間に、はじめて勉強が始まります。
(そもそも取る意味があるのかで迷っているなら、意味があるかを求人票から確かめた記事を先に読んでみてください)
参考文献・出典
- 一般社団法人生成AI活用普及協会「生成AIパスポート」試験概要(試験時間・出題数・受験料・年間スケジュール・オープンバッジ・シラバス改訂。2026年9月3日閲覧) https://guga.or.jp/outline/
- 一般社団法人生成AI活用普及協会「よくある質問」(合格ラインの非開示。2026年9月3日閲覧) https://guga.or.jp/qa/
- 一般社団法人生成AI活用普及協会「2026年6月試験の結果を発表」(受験者21,752名・合格者17,380名・合格率79.90%) https://guga.or.jp/2026-07-17-1100
- 一般社団法人日本ディープラーニング協会「G検定とは」(試験時間・出題数・受験料・受験機会・累計受験者数・開催結果。2026年9月3日閲覧) https://www.jdla.org/certificate/general/
- 一般社団法人日本ディープラーニング協会「G検定のよくある質問」(合格ラインおよび得点の非開示。2026年9月3日閲覧) https://www.jdla.org/g-qa/
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 試験内容・出題範囲」(出題数・合格基準・IRT・採点対象外の8問) https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 受験要領」(受験手数料7,500円・試験時間120分) https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/examination/exam_summary.html
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 試験結果〔令和8年7月度〕」(受験者・合格者・社会人/学生別の合格率) https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/pdf/statistics/202607_ip_shikenkekka.pdf
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)プレス発表「『DX推進パスポート』デジタルバッジの発行を開始します」(2024年1月31日/対象3試験・バッジ1〜3・デジタルリテラシー協議会) https://www.ipa.go.jp/archive/press/2023/press20240131.html

