FP3級の独学におすすめのテキスト3選|合格者が使った1冊も正直に紹介

簿記・FP

「お金の知識、そろそろちゃんとつけたい」と思ってFP3級を調べ始めると、最初につまずくのがテキスト選びです。種類が多いうえに、「日本FP協会?きんざい?実技試験が違う?」と、簿記よりも制度がわかりにくい。教材を決める手前で足踏みしていないでしょうか。

私は令和4年に、働きながらFP3級に独学で合格しました。この記事では、定番テキストを3冊だけに絞って、「どんな人に合うか」まで言い切りで紹介します。私が実際に使った1冊についても、正直に書きます。

買う前の注意①:FPこそ「最新年度版」が絶対条件

まず、簿記以上に大事な注意です。FPのテキストは、必ず最新年度版を買ってください。

FP3級の試験範囲は、税金・社会保険・年金など、毎年のように法改正が入る分野ばかりです。古い版で勉強すると、単に「出ない論点をやってしまう」ではなく、「今は間違いになった数字や制度を覚えてしまう」リスクがあります。控除額や保険料率が変わっているのに古い数字で解けば、当然不正解です。

フリマアプリの1〜2年前の版は、FPに関しては数百円の節約になりません。ここだけは迷わないでください。

買う前の注意②:受検団体は2つあるが、テキストはどちらでも使える

FP3級には日本FP協会きんざい(金融財政事情研究会)という2つの受検団体があり、学科試験は共通ですが、実技試験の科目が異なります。

「どっちで申し込めばいいの?」と不安になるところですが、この記事で紹介する定番テキストは、どちらの実技にも対応しています。個人でお金の知識をつけたい人はFP協会の「資産設計提案業務」を選ぶことが多く、私もFP協会で受験しました

なお、FP3級は現在CBT方式(パソコンで受験)になっており、ほぼ通年で自分の好きな日に受験できます(私が受けた頃は紙の試験でしたが、今は受験日の自由度が大きく上がっています)。

定番3冊:あなたはどのタイプ?

①みんなが欲しかった!FPの教科書 3級(TAC出版)——お金の勉強が初めての人へ

FP3級で売上No.1、日本で一番選ばれている王道テキストです。フルカラーでイラストが豊富、専門用語を読書感覚のやわらかい言い回しで説明してくれるので、「税金も保険も年金も、正直ほぼ知識ゼロ」という人でも挫折しにくい作りです。同シリーズの「FPの問題集」とセットで使う2冊構成です。

②FP3級 合格のトリセツ(LEC)——私が実際に使った1冊

「なぜこの制度はこうなっているのか」という背景や理屈を丁寧に解説するタイプの定番で、私がFP3級合格に使ったのはこれです。索引や図解が整理されていて、知りたい箇所をピンポイントで引ける作りなので、動画講義と併用するスタイルとの相性は体験者として保証します。この先FP2級まで考えている人にも向いています。

③史上最強のFP3級テキスト(ナツメ社)——網羅性で安心したい人へ

過去問の出題を徹底分析し、カバー率98%をうたう網羅型のテキストです。「範囲の漏れが怖い」「試験に出るところを全部押さえたい」という人向け。そのぶん情報量は多めなので、初学者の最初の1冊なら①②のほうが読み切りやすいと思います。

迷ったら、この一言基準で

  • お金の勉強が初めて → みんなが欲しかった!FPの教科書
  • 理屈で納得したい・動画と併用・2級も視野 → 合格のトリセツ(私の使用書)
  • 網羅性重視 → 史上最強のFP3級

簿記の記事でも書きましたが、この3冊はどれも定番になる理由がある本です。どれを選んでも「テキストのせいで落ちる」ことはありません。自分の性格で選んで、1冊をやり切ることが大事です。

無料のYouTube講義で補強すると、さらに挫折しにくい

FP3級は、無料の学習リソースが特に充実している資格です。YouTubeには質の高い無料のFP講義があり、「動画で流れをつかむ→テキストで確認」という進め方ができます。通勤や移動の時間が、そのまま勉強時間になります。

ちなみに私は、この「動画×テキスト」をかなり極端な形で実践して合格しました。散歩しながら耳で聴くだけ、という勉強法です。その体験談はFP3級の勉強時間が取れないときの勉強法で詳しく書いています。

テキストより合否を分けるもの

FP3級で一番の敵は、難易度ではなく「買って満足して開かない」ことです。

働きながら勉強時間を作る方法は、働きながら資格勉強を続ける方法にまとめています。私がPMPという資格に合格したときの「出勤前の朝1時間」の型なら、FP3級は1〜2ヶ月で合格ラインに届く計算です。

それでも独学が不安な人には、質問できる通信講座という選択肢もあります。まずは独学で始めて、合わなければ切り替えるで十分です。

その1冊を決められたあなたの、少し先の未来

FP3級の知識は、試験に受かって終わりではありません。私の場合、NISAの仕組みが理解できるようになり、保険に詳しくなったことで不要な保険を解約できました。自分がどこまでリスクを取れるのか(リスク許容度)を、自分の言葉で考えられるようになったのも大きな変化です。

資格手当のような派手な変化の前に、日常のお金の判断が変わる。保険料の見直しだけで、テキスト代は何倍にもなって返ってきます。それがFP3級の一番の即効性です。

まとめ

  • FPは法改正が毎年ある。最新年度版が絶対条件
  • 受検団体は2つあるが、定番テキストはどちらにも対応(私はFP協会で受験)
  • 定番3冊:初めて=みんほしFP/理屈・動画派=トリセツ(私の使用書)/網羅派=史上最強
  • 合否を分けるのはテキストより「続ける仕組み」

そもそもFP3級にするか迷っている方は、30代会社員の資格の選び方も参考にしてください。

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