簿記3級の独学におすすめのテキスト3選|迷ったらこの基準で選べばOK

簿記・FP

「簿記3級は独学で取ろう」と決めて、いざテキストを探すと——書店にもネットにも似たような本がずらり。レビューを読み比べているうちに、どれも同じに見えてきて、結局まだ1冊も決まっていない。そんな状態ではないでしょうか。

この記事では「おすすめ13選」のような並べ方はしません。長年売れ続けている定番の3冊だけに絞って、それぞれ「どんな人に合うか」まで言い切ります。読み終わったら、今日中に1冊決められるはずです。

買う前の注意:必ず「最新年度版」を選ぶ

先に、どの本を選ぶかより大事な注意をひとつ。テキストは必ず最新年度版を買ってください。

「メルカリで古い版が安く出てるし、簿記なんて昔から変わらないでしょ」と思うかもしれません。実は簿記3級は2022年度に出題範囲の改定があり、それより古いテキストは現行試験とズレがあります。また、現在の簿記3級はネット試験(CBT方式)でいつでも受験できるようになっており、最新版はその形式にも対応しています。

数百円の節約で「今は出ない論点」を勉強してしまうのは、働きながらの貴重な勉強時間がもったいなさすぎます。

定番3冊:あなたはどのタイプ?

①みんなが欲しかった!簿記の教科書(TAC出版)——じっくり理解して進めたい人へ

簿記テキストの王道です。フルカラーで図解が豊富、「なぜそうなるのか」を丁寧に説明してくれるので、数字や簿記にアレルギーがある人でも読み進められます。同シリーズの「簿記の問題集」とセットで使う2冊構成なので、費用は少し上がりますが、そのぶん解説も演習もボリュームに余裕があります。

迷ったらこれ、という安心感のある1冊(正確には2冊)です。

②スッキリわかる 日商簿記3級(TAC出版)——1冊でコンパクトに済ませたい人へ

テキストと問題集が1冊にまとまったロングセラーです。説明は要点を絞ったテンポの良い進み方で、「とにかく効率よく、最短で合格ラインに乗せたい」人に向いています。1冊完結なので費用も抑えられます。

そのぶん①より解説はあっさりめなので、「じっくり納得しないと先に進めないタイプ」の人は①のほうがストレスがないと思います。

③パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級(翔泳社)——活字が苦手・スマホで勉強したい人へ

取引のイメージを4コマ漫画で見せてから解説に入る、ユニークな定番です。「仕訳って結局、何をやってるの?」という初心者のつまずきポイントを、絵で直感的に越えられます。連動する仕訳アプリ「パブロフ簿記」を使えば、通勤電車がそのまま演習時間になります。

活字のテキストで挫折した経験がある人、スキマ時間中心で勉強したい人はこれです。

迷ったら、この一言基準で

  • じっくり理解派 → みんなが欲しかった!簿記の教科書
  • 1冊で効率派 → スッキリわかる
  • 漫画・アプリ派 → パブロフ流

正直に言うと、この3冊はどれも定番になるだけの理由がある本で、どれを選んでも「テキストのせいで落ちる」ことはありません。大事なのは自分の性格に合う1冊を選んで、他の本に浮気しないことです。

無料の講義動画で補強すると、さらに挫折しにくい

最近はCPAラーニングのように、簿記3級の講義動画や問題集を無料で公開しているサービスもあります(会員登録のみ)。「テキストを読むだけだと頭に入らない」という人は、動画で流れをつかむ→テキストと問題集で定着、という組み合わせが独学の強い味方になります。

テキストより合否を分けるもの

最後にひとつだけ。簿記3級の独学で合否を分けるのは、実はテキスト選びではありません。勉強を続ける仕組みです。どんな名著を買っても、開かなければ受かりません。

働きながら勉強時間を作る方法は、働きながら資格勉強を続ける方法にまとめています。私がPMPという資格に合格したときの「出勤前の朝1時間」の型は、簿記3級でもそのまま使えます。

それでも「独学で最後までやり切れるか不安」という人には、質問できて強制力もある通信講座という選択肢もあります。まずはテキスト独学で始めてみて、合わなければ切り替える、で遅くありません。

その1冊を決められたあなたの、少し先の未来

テキストを1冊に決めた瞬間から、「どれがいいんだろう」と検索する時間が、仕訳を1問解く時間に変わります。簿記3級は正しい教材で素直に勉強すれば、1〜2ヶ月で十分届く資格です。

数ヶ月後、あなたは会社の数字がうっすら読めるようになった自分に気づくはずです。損益計算書という言葉にビビらなくなった自分に、です。

まとめ

  • テキストは必ず最新年度版(2022年度に範囲改定あり)
  • 定番3冊から性格で選ぶ:じっくり=みんほし/効率=スッキリ/漫画・アプリ=パブロフ
  • 無料のCPAラーニング併用で挫折しにくくなる
  • 合否を分けるのはテキストより「続ける仕組み」

そもそも簿記3級にするか迷っている方は、30代会社員の資格の選び方も参考にしてください。

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